| 座り方 |
今日は座り方について説明します。 少林寺拳法の座り方は「着座」と「安座」があります。 「着座」は正座のことです。「安座」は「半跏趺坐(はんかふざ)」と呼ばれ、 禅を組むときの足の組み方の一つです。 見た目は「胡坐(あぐら)」と似ていますが、半跏趺坐では胡坐をかいた後、 左足を右足の上に乗せるようにします。
ちなみに、仏像などでは「結跏趺坐(けっかふざ)」という座り方をします。 これは半跏趺坐をした後、更に右足を左足の上に乗せます。両足を複雑に組むので、 関節が硬くてこの座り方ができない人もいます。 少林寺拳法が半跏趺坐を採用しているのは、護身の目的からすぐに立てるようにという 説があります。 (やってみるとわかりますが、結跏趺坐の状態から素早く立つのはかなり難しいです)
さて、今日は着座のやり方についてです。 着座というのは、簡単に言えば座るだけですから誰にでも簡単にできます。 しかし、護身術として隙のない動きをするとなると、少し工夫が必要です。 今は生活が洋式化していて、日常生活で正座(着座)する機会が減ってますが、 いろいろと応用の効く動作ですので覚えていて損はありません。
 写真1:普通に立っているところ
まず、普通に立っているところです。 ここから着座に移行します。気をつけることは、少林寺拳法では立ったり座ったりするときに 手を地面に一切つけません。立つ途中、座る途中に襲われても機敏に対応するためです。
 写真2:片膝をついたところ
片膝をつきます。ここでも襲われることを想定して、いつでも対応ができるように 体を起こした状態(胸を張った状態)にしておきます。 背中が丸まっていると、見た目が悪いだけでなく咄嗟の対応が遅れてしまいます。
 写真3:両膝をついたところ
両膝をつきました。この後腰を下ろせば着座の常態になります。 しかし、写真2、3のような座る途中の状態で襲われると、立っているときに比べて 敏捷な動きが出来ません。そこで、一工夫。
 写真4:つま先の状態
このように座るとき、立つときは必ずつま先立ちの状態を保ちます。 こうすれば動作の途中で襲われてもつま先の力を利用して素早く立つことができます。 そのため、座る時は腰を下ろすまで(お尻がかかとにつくまで)つま先立ちの状態でいます。 逆に立つ時は、まずつま先立ちの状態になってから体を起こします。
 写真5:着座
着座の状態です。背筋を伸ばしているのは、着座中に襲われても 素早く立ち上がるためです。背中が丸まっていると、素早く動けません。
次回は、安座のやり方について紹介します。
|
|
|
|
|
|